ハイ・ワンナーさん カンボジア救国活動の会・日本代表
クメール・ルージュ（カンプチア共産党）の 伝統を 引き継ぐ カンボジア人民党が 事実上の 独裁を 続ける 現在の カンボジア。
政治的には 多党制で 議会政治の かたちを とって いますが、実際は フン・セン首相 率いる 人民党の 独裁政治です。
人民党に 対抗する 野党勢力で 最大の ものは、野党第一党だった カンボジア救国党です。腐敗是正を 求めて 2012年に結成された 救国党は 翌年の 総選挙で 半数近い 票を 取って 大躍進しました が、次の 総選挙の 直前、2017年 6月に ケム・ソカー党首が 国家反逆罪で 逮捕されて しまいました。同時に 救国党は 解散を 命じられて しまいます。
自由と 民主主義を 求め、ケム・ソカー氏を 支援する 在外カンボジア人が 結成したのが、世界の 主要都市に 支部を 置く 「カンボジア救国活動の会」です。
その カンボジア救国活動の会の 日本代表を 務めるのが、現在33歳の ハイ・ワンナ―さんです。ワンナーさんは 10年前に 22歳で 留学生として 来日。東京都内の 日本語学校から デジタルハリウッド大学に 進学しました。その後、都内の カンボジア料理店で偶然 出会った 日本人女性と 意気投合して結婚。現在は 義父の 経営する 農業関係の会社を 手伝う 傍ら、祖国の 民主化に 向けて 各国に 散る カンボジアの 青年活動家たちと 連絡を 取り合う 日々です。
「選挙が 真っ当に 行われて いれば、国会の 議席は 救国党が123議席、人民党は68議席だった。すでに 国民の 支持は 圧倒的に 救国党に 傾いて います」
と、ワンナ―さんは 言い ます。そして彼は、日本政府の 対 カンボジア政策にも 意見が あります。
「日本の 対カンボジア ODAは おかしい。自分の 推測では おそらく７割は フン・センの ポケットに 入って いる。それから 留学制度。日本からの 奨学金を もらう 選抜留学生は ほぼ全員が 人民党関係者の 子弟。独裁政権の 子弟に カネを 出して 学ばせ、独裁者を 助けて います」
現在 日本に 住むカンボジア人の ほとんどは 技能実習生です が、彼らの 多くは 研修期間が 終わった 後も、日本政府に 難民申請を 求めて 帰国しようと しません。現政権下の カンボジアは それほど までに 息苦しく、生活し づらい 社会で あると いうこと です。
日本に 残留した 彼らは ワンナ―さんのもとに 集まり、逮捕された ケム・ソカー氏ら 救国党指導者の 解放と、解党された 救国党の 復元を 求めて 声を あげて います。
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CANBODIA NATIONAL RESCUE MOVEMENT IN
JAPAN.
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