「ムスリムのことをもっと知って」 被災地やホームレス支援のボランティアも

現在 世界の イスラム教 人口は キリスト教に 次いで 2番目-です-が、2070年には イスラム教と キリスト教が ならび、2100年には 世界最大の 宗教人口は イスラム教に なると 予想され-て-います。イスラム教は、アジア・アフリカ圏-など、出生率の 高い 地域に 信者が 多い から です。

日本国内でも、近年では イスラム圏からの  観光客が ビジネス客が 増え、就労や 留学などの 目的で 長期滞在する ムスリムの 数も 急速に 増え-て-います。しかし、日本人の イスラム文化に 対する 理解は まだまだ 十分では ありま-せん。

JR大塚駅 近くに 売りに 出され-て-いた 4階建て-ビルを 日本イスラーム文化センターが 購入した-の-は 1999年の こと。東京-近郊に 住む ムスリムたち-から 寄付金を 募って 購入し、マスジド大塚と 命名し-ました。マスジドとは アラビア語で モスクの こと-です。彼らは 信仰ばかり-で-なく、教育にも 力を 入れて-います。マスジドの 近くで 幼稚園や 小学校も 運営して‐います。

コロナの 影響で 現在は 中止して-います-が、毎週 金曜日の 集団礼拝には 首都圏の各地から 200人ほどの ムスリムが 集まり、祈りを 捧げます。信者の 国籍は 様々です。25か国ほどの 人々が 南大塚に 集います。

この 日本イスラム文化センターと マスジド大塚で 事務局長を 務める-の-が、パキスタン-出身の クレイシ・ハールーンさん です。1991年に 来日した ハールーンさんは すでに 日本在住 30年目。一度 日本の 会社に就職した ことも ありましたが、その後 独立して 建設用の 重機を パキスタンに 輸出する 貿易会社の 社長に なり-ました。現在、日本人-スタッフ 2人を 含む 5人ほどが ハールーンさんの 会社で 働いて-います。その-間、アメリカ 生まれの 日本人女性と結婚し、4人の 子供にも 恵まれ-ました。

現在は、マスジドと 会社と 家庭の 三重-生活。忙しくて 寝る 時間も 削る ほど-です。
「最近は 特に マスジドの 仕事が 増えて、一日の ほとんどの 時間を 使って-いる。家族と 社員には 本当に 迷惑を かけている」と、ハールーンさんは 言い-ます。
マスジドの 仕事は 完全に 無報酬です。

東日本大震災が 発生した 直後には、マスジドの なか-から ボランティアを 募って、宮城県や 岩手県などの 被災地に 食料を 届けました。地元の 大塚商店街の 人たちも おにぎりを 握ったり-して 助けて-くれました。
 
地震発生の 2011年3月から 4か月間は 毎日の ように、その後も 時間を つくっては 被災地に ボランティアに 出かけて-いました。被災地-支援が 終わった後は、地元の 東池袋公園で ホームレスのための 炊き出しを 続けて-います。ハールーンさんは もちろん、中心-メンバーの 1人です。

ボランティア-活動を 通じて 地元の 人々との 交流が 深まり、現在は 大塚の 街に 完全に 溶け込んで-いる 大塚マスジドです。

宗教法人日本イスラーム文化センター/マスジド大塚事務局長

クレイシ・ハールーン



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