改正入管法阻止! 国会前で支援団体が座り込み抗議活動

5月 18日、長く 国会で 検討され-て-いた 出入国改正案が 成立し-ない ことに なりました。

 審議中の 4月 16日から、連日の ように 入管法の 改正に 反対する 人々が 国会前で 座り込み(=シットイン)に よる 抗議活動を 行い-ました。他にも、反対派は 東京や 大阪で プラカードを 掲げて 大規模な デモ行進を 行う など、移民・難民の 排除を 促進する 法案の 成立を 阻止する ために さまざまな 活動を 行い-ました。

 これらの 活動が 功を 奏して、18日、ついに 法案の 見送りが 決定し-ました。シットインを 呼び-かけた-のは、特定非営利法人/移住者と連帯するネットワーク(移住連) です。他に、FREEUSHIKU, Save Immigrants Osaka, Voice Up Japan, 平和フォーラムなど-の 日本人-市民団体が 協力して-います。

 今回、法案成立が-見送り-に-なった 背景には、今年 3月、名古屋 出入国在留管理局に 収容中の スリランカ人-女性、ウィシュマ・サンダマリさん(33歳)が 入管収容所で 死亡した事件が 大きく関係して-います。ウイシュマさんは 昨年8月に 収容され-ました-が、収容所の 劣悪な 環境の せい-で  体重が 20キロも 減って-しまい-ました。

 入管収容所に ついて-は これ まで-も さまざまに 伝えられて-きました-が、断片的な 情報 ばかり-で、その 実態を 知る 日本人は ほとんど いません でした。しかし、この ウイシュマさんの 事件は 国会でも 取り上げ-られ、経験者が 語る 「刑務所のほうが数倍マシ」と-いう 収容所の 実態が 広く 報道される こと-に なりました。

 日本の 難民政策は 国際比較で 見ても 非常に 厳しい ことで 知られて-います。2019年、難民申請を 行った 外国人は 1万375人いました-が、実際に 難民と 認められた の-は わずかに 44人で-した。つまり、認定率0.4%と-いう 大変な 難関です。同じく 2019年の 統計を 見て-みると、イギリスでは 39.8%、フランスでは 19%、アメリカ 22.7%、ドイツ 16%、カナダ 51.2%、オーストラリア 17.3%などとなっていますから、日本の難民審査がいかに厳しいかがわかります。

 しかし、改正される 予定だった 新たな 入管法 では、難民申請を 3回 繰り返しても 認定され-なかった-ら 強制送還に なる という 厳しい もの。入管法の 改正は 検討しなければ いけない 課題の 一つ です-が、現在の 改正案では、日本は ますます 「人権後進国」と 言われる よう-に なって-しまい-ます。





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